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フラワー講師の面接


フラワー講師の面接

フラワー講師はどんな面接を受ける?

そうたびたびではありませんが、フラワー講師も面接を受けることがあります。
自分の家で、自分で教室を開く分には必要ありませんが、外部で講師活動をすると、そのような機会があります。

面接を受けるということは、誰かに自分がいかなる人物か判断されるということです。

この記事では、フラワー講師が面接を受ける相手や面接の内容、面接対策などについて書いてみます。

 

講師として雇われるとき

企業や学校、自治体、その他何かの団体などに、講師として雇われるときには、雇う側から面接されることがあります。お金を払って雇ってくれる側が、「報酬を払うのにふさわしい人かどうか」を見極めるために面接するのは当然のことです。

面接にもいろいろあって、ほんの形だけの面接のこともあれば、高い倍率の募集で人材をふるいにかけるための厳しい面接もあります。
親しい人から頼まれたような仕事の面接や、報酬が極端に低い仕事の面接は、ごく形式的であることが多いです。特に、他に採用候補がおらず、最初から採用ありきでする面接は、本当に「一応顔を見よう」というだけの意図で行われることもあります。

面接に臨むときには、講師業であれば、「人前に立てる格好」で行きましょう。少なくとも、上着を着ていくべきです。「スーツでないとまずいかな」と思うのであれば、スーツで行きましょう。

持参するものは、先方が指定したものだけでもいいですが、作品ファイルや、自分の今までの講師活動がわかるような資料があれば、それも一応持っていくと良いです。
作品ファイルと講師活動の資料は、「出した方が良い」と思ったときに出すようにしましょう。出すチャンスが無かったら、持ち運んだ手間が無駄になってしまいますが、出さずに持ち帰りましょう。

面接で聞かれることは、仕事をする場所や内容により異なりますが、答え方のパターンは2つあります。
一つは、事実だけを正直に話す方法。
もう一つは、少し盛りぎみに話す方法です。

自己プロデュースの上手い人は、後者で大丈夫です。盛り気味に話す人の話術は、人を引き付けることが多く、相手が好印象を持つ可能性が高いのです。
もちろん、明確な嘘や、後々自分が困るほどの大盛にするのは良くないです。
しかし、やったことの無いことも「やれます」、できるかどうかわからないことも「できます」と答えるのは、決して不誠実ではありません。相手が「では、やってください」と言ったときに、本当にやれれば問題ないのです。大切なのは、「盛るなら、自分で責任を取り切れる範囲で盛れ」ということです。


 

講師として外部の人と連携するとき

面接されるのは、報酬をもらう相手ばかりとは限りません。
私自身の経験でいうと、ボランティア講座を頼まれたときと、貸し教室を借りたときに、それぞれの運営本部から面接を受けています。
このような場合の面接は、「問題のある人ではないかどうかのチェック」です。お金を払うわけではないが、関わり合いはできる相手なので、キチンとした人かどうか確認したい、という主旨です。

このときの服装や、持ち物、質問への答え方は、上の項と同じと考えて大丈夫です。面接中の応対は、私はおかしな人ではない、と伝えることに重きを置いてください。


 

面接ではここを見られている

講師の面接はここを見られている、という箇所を挙げます。

話し方

講師業では、受講者に向かって話すことは必須の業務です。なので、形式だけの面接でも、話し方は絶対に見られていると思ってください。
話し方は、特に優れていたり、個性的であったりしなければならないものではありません。きちんと伝えることのできる言葉と声であれば大丈夫です。はきはきと話すことを心がけましょう。

印象

人としての印象を見られています。なんとなくだらしないとか、なんとなく落ち着きがない、なんとなく不誠実に感じさせるようではだめです。
普通にしていれば、特に「悪印象」と思われることはないはずですが、自分は相手に与える印象が良くないのではないかと思っている人は、しぐさ・表情の作り方などを研究してみるといいでしょう(そのような書籍もたくさんあります)。

個人的には、講師業をつとめるのに「特に好印象な人」でなくても、「普通」で十分ではないかと思いますが、数人で講師一人の枠を争うようなときは、やはり「好印象な人」が有利になります。

常識のある人かどうか

これは、よほどおかしなふるまいをしたり、相手の質問の意味を完全に取り違えるなどしなければ大丈夫です。互いに社会人として向き合える人だと思ってもらえるだけで良いのです。


 

教室見学は、「ある種の面接」である

いわゆる「面接」の中には入りませんが、フラワー講師にとっては、「面接とほぼ同義」なことがいつでも教室で起こり得ます。

多くの花の教室では、教室見学を受け入れています。教室見学とは、花を習おうかどうか考えている人が、「花の教室を見せていただいてもいいですか」と訪問してくることです。
この時に、見学者は教室の様子ばかりではなく、先生のことも見ています。これは実質、「受講者側から講師を面接している」のと同じことです。

この「面接」は、上の3つの項に書いたことと同じ方法で乗り切れます。
はきはきと、分かりやすく話し、できるだけ相手に良い印象を与え、かかわらない方がいい人などとは絶対に思われないこと。
教室見学者が来た時にだけ、上記のようにふるまえということではありません。常日頃から実践しておけば、いつ見学者が現れても大丈夫です。

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