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花の教室を開講するときに用意するもの(設備・資材)


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まったくの新規で、花の教室を開講するときに、「およそこれがそろっていれば大丈夫」という設備や資材などを紹介します。

上にも、タイトルにも、「設備」などと書いてしまいましたが、一般的な花の教室には、特殊な設備は必要ありません。どこの家庭にもあるようなレベルの「設備」しか要りませんので、安心してご覧ください。このサイトで何度も書いているように、普通の人が、普通の家で開講できてしまうのが「花の教室」なのですから。

※いけばな教室、フラワーアレンジメント教室、プリザーブドフラワー教室の、三種類の例を紹介しています

 

いけばな教室

最低限、下記のようなものがあれば、開講できます。

◆机 ※下に解説アリ
◆ある程度の稽古スペース ※下に解説アリ
◆水道(水を汲んだり、花器の水を捨てたりできる水道設備。要するに、普通の流し台でOK)
◆花を水につけておくもの(バケツなど)
◆花器
◆剣山
◆水差し
◆タオル・雑巾・新聞紙など

さらに、あればより良いのが下記のようなものですが、

◆ワイヤー
◆各種異質素材
◆剣山起こし
◆ノコギリ
◆いけばな書籍

↑このようなものは、開講してからそろえていってもいいです。(必要になってからそろえても遅くありません)

※をつけた「机」と「スペース」ですが、「机を並べるスペースなんて、うちにはとても確保できない」と思うことはありません。急に大勢の生徒さんをとることになった場合は難しいですが、少人数なら、家の中で一番他人に入ってもらいやすい部屋を、可能な範囲で片付け、小さな折り畳みテーブルでも置いたらいいのです。

私の自宅稽古場を例に出しますと、数年前まで20年以上も、幅45㎝の自作折りたたみ机を4つ、7畳半の和室に並べて座ってもらっていました。(現在は、フローリングにしたので、会議机を2つ入れています)
一番最初に、実家の自分の部屋で教えていたときには、ベッドに大きなスペースをとられた6畳間で、三人に教えていました。それでもできるのが「自宅教室」なのです。


 

フラワーアレンジメント教室

最低限、下記のようなものがあれば、開講できます。

◆机 ※上の「いけばな教室」の項を参照ください
◆ある程度のスペース ※上の「いけばな教室」の項を参照ください
◆水道(水を汲んだり、花器の水を捨てたりできる水道設備。要するに、普通の流し台でOK)
◆アレンジ用花器
◆オアシス(=給水フォーム)
◆セロハン・ペーパーなどのラッピング資材
◆リボン、ピックなどの装飾用資材
◆水差し
◆花を水につけておくもの(バケツなど)
◆ワイヤー
◆フローラルテープ
◆タオル・雑巾・新聞紙など

さらに、あればより良いのが、

◆フラワーアレンジメント関連書籍
◆資材カタログ類

などです。フラワーアレンジメントは、華麗な作例を見てもらうのが、生徒さんのやる気を高めるのに有効なことが多いので、所属スクールから出ている書籍などを置くといいです。また、カタログ類も、創作意欲・購買意欲の刺激になるので(かなりダイレクトな刺激になるように、私には見えます)、資材屋のカタログか、カタログ的広告の多いフラワー雑誌などを置いてみると良いと思います。

上記にピックアップしたもののほかにも、生徒の勉強が進んでいけば更に必要なものがでてくるでしょうが、そういうものは、必要になってからそろえても大丈夫です。


 

プリザーブドフラワー教室

最低限、下記のようなものがあれば、開講できます。

◆机 ※下に解説アリ
◆ある程度のスペース ※下に解説アリ
◆花器や、フレーム
◆花材
◆接着剤
◆フラワーフォーム(プリザーブドフラワー用オアシス)
◆フローラルテープ
◆ワイヤー
◆リボン、ラインストーンなどの、装飾用資材

必須とまでは言いませんが、グルーガンピンセットもあると役に立ちます。また、書籍類もあると生徒さんたちの参考になります。

※をつけた「机」と「ある程度のスペース」は、プリザーブドフラワー教室の場合、いけばな教室・フラワーアレンジ教室よりも小さくて大丈夫です。生徒2~3人なら、どこの家庭にもあるリビングテーブルで十分です。プリザーブド作品は、大きく広げるものは少なく(展示会用作品などは別ですが)、小さく塊を作るようなものが主なので、人の肩幅の大きさの中でも、楽に一品作ることができます。なので、人を呼べる家であれば、スペースを新たに作らなくても、今すぐ教室開講可能です。


 

特殊なもの、大掛かりなものは、後からそろえればいい

教えたい気持ちが発生したり、教えて欲しいという人が現れたりしたら、今、そのときが教室開講のタイミングです。上記の各項目を見ていただければ、そろえるべきものはわずかだということが分かると思います。教えるほどのスキルのある人は、上記にある道具・資材は持っていることが多いでしょう。

まずは、最低限必要なもので、スピーディーに教室を開きましょう。その後、生徒さんの数が増えたり、自分と生徒さんの経験値が増したりすれば、買い足したいものはでてくるでしょうが、それらは必要になってから導入を考えても間に合います。

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