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花屋さんに就職する……臨時スタッフとして就職する


花屋さんに就職する……臨時スタッフ(短期アルバイト)として就職する

花屋さんには、いわゆる物日というものがあります。物日とは、母の日や、学校の卒業式が集中する日、クリスマスなどの、売り上げが跳ね上がるイベント日のことです。
そのような日には、いつものスタッフの数では店を回せなくなるので、物日対策だけの臨時スタッフ=短期アルバイトを募集することがあります。

真剣に仕事探ししている人には、「短期では困る」ということもあると思いますが、花屋の仕事をわずかでも経験したい方や、学生や主婦で長期の仕事をし難い方など、それぞれの理由で短期の仕事を探している方は、物日の花屋のアルバイトを探して見たらどうでしょう。

物日に限らず、たとえば店舗の移転や、スタッフの急な入院などで、一時的に人を採りたい店は存在しますので、臨時(=短期)アルバイトを望む方は、探してみる価値はあります。
「花屋さんで働きたいけど、1回様子見したい」と思っている人にもおすすめです。

 

臨時スタッフ=短期アルバイトの仕事は、基本的には「経験者」が望まれるが……

上にも書いたように、花屋が短期アルバイトを求めるのは、「忙しい数日だけの助け欲しい」というときです。なので、ゆっくり仕事を教えて育てようという考えでは雇いません。そのため、「経験アリ」の人の方が、雇う側はありがたいのです。(短期アルバイト以外でも、花屋の仕事は経験アリの方が圧倒的に採用される率が高いです)

しかし、店が回せない状態になりかかってしまった花屋は、「どんな人でもいいから一番最初に来た人を採用して、すぐにも働いてもらおう」という採り方をする場合もあります。そういうときには、未経験の人でも喜んで迎え入れられます
そんな時、店は未経験の人を、大抵そのまま店頭に出します。事前研修など、有るとは思わないほうが良いです(よほど大きな店なら有るでしょう)。もちろん、無経験の人にアレンジを作らせたりすることはなく、その人のスキルでできるとわかっていることから手伝わせていきます。

店によっては、最初から最後まで、菊の葉っぱ取りや、掃除や、鉢ものの水やりしかさせず、花束やアレンジメントの製作は手伝いすらさせないこともあります。かと思うと、別の店では、未経験者に初日から小さな花束など作らせることもあります。
要するに、店によって業務内容も考え方も大きく異なります。花屋らしい仕事ができるかどうかは、ほとんど運だと思ってください。


臨時スタッフ=短期アルバイトの募集は、母の日前と12月前に最も集中する

上にも書いたように、短期アルバイトは、物日対策として採用する店がほとんどです。花屋の最も忙しい季節は、「母の日前」と、「12月」なので、その少し前くらいに求人を探し始めると良いでしょう。母の日スタッフは、早い店だと、3月頃から求人を出し始めます。暮れの繁忙期は、11月末~12月初旬くらいに求人が出揃うように思います。

求人広告を探す以外の方法として、「飛び込みでアルバイト志願する」という方法もあります。アルバイト編に書いたように、店舗に飛び込みで「雇ってください」とお願いする方法の成功率は、本来はゼロに近いほど低いものなのです。
しかし、忙しい時期の直前であれば話は少々別で、「母の日の週だけ頼もうか」「12月いっぱいならお願いしたい」と言ってもらえる可能性は普段よりも大きくなります。

学生さんだと、夏休みに一番アルバイトしやすいかもしれませんが、夏の花屋はあまり人を増やしません。私が思いつく夏の短期アルバイトのタイミングは、お盆くらいしかありません。
お盆のアルバイトだと、仏花の束作りや菊の葉っぱ取りで一日終わる可能性が高く、「憧れの花屋さん像」とはほど遠い業務になることも考えられますが、それも花屋の経験です。近くに霊園がある花屋だと、お盆はかなり忙しくなり、短期であっても水揚げの手が早くなるかもしれません。


臨時=短期スタッフから、長期スタッフになることはできるか?

短期スタッフから長期スタッフになる道は、私はあり得ると思います。なぜなら、そういう人を数人見ているからです。もしかすると、店長やオーナーには、短期スタッフを雇う期間は、「長期スタッフにするためのオーディション期間」のような意識があるのかもしれません。(事前に「良い人だったら、長期でお願いしよう」と言っているのを聞いたことは無いのですが)

物日の働きを見て、「このまま、この店で働きませんか」と言ってもらえる人は、店に馴染み、誠実で、面倒な作業から逃げるようなずるさの無い人です。


臨時スタッフ=短期アルバイトの業務はキツイと思うべし

短期アルバイトの採用面接では、働く意欲と熱意が大きいことを伝えましょう。店は、忙しくてどうにもならないために短期のアルバイトを雇おうと考えているわけですから、業務は楽ではないです。その点は、あらかじめ覚悟しておきましょう。

繁忙期が過ぎても、引き続き長期で雇われたいと思っているなら、自分がどれだけ働き者であるかを、短い業務期間の中でアピールしましょう。

繁忙期の濃密な業務を体験できることは、花屋になる上では非常にためになります。私は、母の日だけ頼んだ未経験のアルバイト店員が、お客さんの行列をさばくために、小さい花束から自分で作り始め、一日足らずで3000円束を作れるようになってしまった例を実際に見ています。

たとえ、短期アルバイトで契約を終了しても、業務経験は必ず役に立つはずですので、しっかりと自分の糧にしましょう。
花屋さんの短期アルバイトの募集は、店頭広告・折込広告・ネット広告などで探すことができます。募集の数は少ないですが、こまめにチェックしておくと良い情報に巡り合えることもあります。(参照:花屋さんの物日・繁忙期……忙しい時期はいつ?
就職情報サイトの情報は、下の項をご参考に。


【参考】就職情報サイト

下に、ネットで花屋さんの就職情報を探せるサイトを集めてみました。が、花屋さんの求人数は、多いとは言えません。いいものは早い者勝ちです。

バイトEX 花の短期バイト ……常時、花屋の求人が出ています。短期バイトは、2~3件ヒットします。
マッハバイト 花屋 ……花屋の求人件数が比較的多いので、それに比例して短期の仕事の掲載も多いです。

花屋さんの求人を見つけるコツは、まめに訪問して探すことと、ワード検索のあるサイトなら、複数の検索ワードをためしてみることです。「フラワーショップ」で0件でも、「フローリスト」なら1件ヒットする、ということもあります。

 

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