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花の先生の感染症対策


花の先生の感染症対策

コロナ禍が過ぎ去ったら不要な情報になるかもしれませんが、現状では必要な、花の教室で行うことのできる感染症対策について書いておきます。
主に個人の教室でできることを挙げます。

 

花の先生の感染症対策

マスク

これは最も基本的なことなので、やるなら徹底しましょう。先生も生徒も、付き添いの人がいるならその人も、全員マスク着用にします。(先生自身が「必ずしもつけなくても」と思っているなら徹底する必要はありません)
個人教室の場合、先生が決めることがその場所のルールなので、つけて来ない人にも「つけてください」と言えます。人権を持ちだされたとしても、教室を守るために必要だと思えば引いてはいけません。特に、自宅教室の場合、自分の家族も守らなければなりませんので、「つけるべき」と思っているならその姿勢を貫いてください。

フェイスシールド

これは、先生やスタッフがつけます。生徒さんに義務としてつけてもらっている教室は聞いたことがありません。
それに、小規模の教室では、フェイスシールドまで使っているところは少ないです。生徒さんが大人数の教室や、人の出入りが多い建物(会社や学校)の中の教室で使われていることが多いです。
しかし、安価で入手が容易なので、導入するのは簡単です。

ゴーグル

ゴーグルは、導入している教室は少ないです(無いかもしれません)。つけるとすれば先生やスタッフ側がするもので、生徒さんにつけてもらっている教室は聞いたことがありません。
上に「無いかもしれない」と書いているくらいなので、一般的ではないです。しかし、100均でも買えるため、導入は容易です。「目からの感染」が危険視されるようになったら考えても良いでしょう。

出入り口や教室内に、消毒液やハンドジェルを設置する

教室に入ってくるときや、お稽古の片付け終わりに使ってもらえるようにします。

手洗いを推奨する

こまめに手洗いすることを呼びかけましょう。

洗面所にハンドソープの設置

殺菌力の高いものを選ぶと更に効果的です。

使用後の道具を消毒、または流水で洗う

一度誰かが使った道具は、そのまま誰かに引き継がないで、必ず一度消毒するか、流水で洗うようにします。

みだりに人に触らない

気軽なボディタッチはしないようにします。親切心で触る(例えば、襟がめくれているのを直すような)のもやめましょう。
手を添えてあげたい高齢者の方などをどうするのかは、その教室の先生がはっきり方針を決めましょう。(安全性のためだと思って手を添えるのをやめるのか? 手を消毒した先生や教室スタッフだけが手を貸すのか?)

触るのは最小限の場所にする

人の体だけではなく、物にもさらわないようにします。
壁や机に手をつく、使いもしない道具をなんとなくいじる、自分のものではない花材を手に取ってながめる、などの行為をやめるように呼びかけ、先生自身が率先して実践します。子供の生徒さんは言ってもあちこち触る傾向があるので、特に気を付けます。
人が触った場所は消毒しなければならないというルールを作ると、かなり徹底できます。(やりすぎても楽しい教室でなくなります。どこまでやるかは先生が判断してください)

手袋(ゴム手袋やビニール手袋)

この方法は、できる限りの完璧な対策をしたい先生にしかすすめません。教室内では使い捨ての手袋をつけ、教室を出るときに捨てていくことで、手にウイルスが付着するのを防ぎます。

特にお勧めしない理由は、どんなに薄手の手袋でも、レッスン中の手の感覚が鈍るからです。そして、手袋のを配り方・つけ方・外し方・捨て方の手順をよく考えて、それをしっかり教室のメンバーに周知しないと、結局、どこかに抜け穴があり、見た目だけの感染症対策になる可能性が高いからです。

デジタル化を進める

紙で配っていたものや、ボードにみんなで書き込んでいたものなどをデジタル化します。レッスンも、ある程度はデジタル化できるものがあります。これは、感染症対策が必要なくなっても、デジタルの方が便利だと分かったものはデジタルにしてしまう良いきっかけになります。

飲食を遠慮してもらう

和気あいあいとした個人教室だと、「教室の隅でお昼食べても良いですか?」という生徒さんがたまにいる、というところもあります。
本当に許可するべきではないときには、「いいですよ」と言ってあげたいのを我慢しましょう。教室で感染が広がるのを覚悟してまで許可することではありません。もし、「壁の方を向いて、黙食で」などの条件をつけて許可するときには、許可した自分が責任を負うものと思ってください。

検温のお願いと、体調の悪いときは欠席してもらうことをお願いする

生徒さんに、家を出る前に検温してもらうことや、体調の悪いときには欠席してもらうことをお願いします。中には、検温しない生徒さんや、多少の体調不良は無視して来てしまう生徒さんがいたとしても、先生の側が「検温して、大丈夫な人だけ出席してくださいね」と言っておくことは大事です。



感染症対策をしていると宣言しよう

しっかりと感染症対策しているのであれば、その事実を教室のチラシや公式サイトに記載することができます。(していないのに「している」と謳うのはいけません)
また、「感染症対策を適正に行っている」と公に認定されることがあったら、その事実も公表してアピールしましょう。

※「認定」という言葉には当てはまりませんが、管理人の借りている貸し教室は、東京都の配布しているレインボーマークを掲示しています


他人が管理している場所を使う場合

貸し教室、カルチャーセンター、会社・学校の稽古など、自分以外の誰かが管理している場所に出向く場合は、その場所の感染症対策の方針に従わなければなりません。もし、感染症対策が不十分と感じたら、場所の管理者に相談して改善しましょう。

貸し教室やカルチャーセンターは、色々なジャンルの先生方が入れ替わり立ち代わり利用するので、対策の意識が甘い先生も居る可能性があります。使用者全員が意見交換できればそうすべきですが、それが難しいなら自分の教室だけは自分でしっかり守るための方策を考えましょう。

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