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花屋さんの足もとは、どんな靴?


花屋さんの靴は何がいい?

靴は、花屋さんにとって結構重要なアイテムです。特に冬場の靴選びは間違えないようにしましょう。
冷え性の女性の方などは、これをおろそかにしてはいけません。健康状態まで左右する可能性のあることですので、これから花屋さんになる人や、初めて花屋さんで冬を迎える人は、ぜひとも参考になさってください。

 

管理人はスニーカーを推奨しています

管理人はスニーカー(水洗いできる素材のスニーカー)をお勧めしています

革靴は、特に理由が無ければお勧めしません。都会の花屋さんや高級店では、ユニホームが洒落すぎていてスニーカーでは似合わず、皮の靴を履いている人も見かけますが、水を使うことが多い仕事なので、業務内容には合わないと思います。(店にドレスコードがあるなら、それに従うべきです)

サンダルも(特にビーチサンダル)、私はお勧めしません。刃物を使ったり、重い荷物を扱ったりすることが多いことを考えると、安全上の心配があります。

機能を追求すると、やはりスニーカーが良いのではないかと思います。スニーカーは、動きやすく、汚れに強く水洗いできる、ある程度の強度があるという、花屋さんの業務に耐える条件を多く満たしています。
業務に適したスニーカーを選ぶポイントを3つ、下に挙げてみます。

1.色は濃いめ

汚れ対作です。花屋さんの汚れは、「茶色い土の汚れ」と「緑の植物汚れ」の二つが主です。薄い色のスニーカーに、これらの汚れが染み付いていくと、人の目にかなり汚らしく映ることがあります。(ちなみに私は、基本的には黒を選びます)

2.厚手

どんな素材でも、薄手よりは厚手が良いです。これは、足の保護目的です。
花屋さんには、とげのあるような枝もありますし、ナイフ・鋏・ドリルなどの工具、重たい荷物もあります。厚手のものなら、何かあってもある程度は足を守ってくれます。

私は実際に、先のとがったワイヤーが靴にぐっさりと刺さったことがあります。スニーカーでも、薄手のものだったら、無傷では済まなかったと思います。

3.作りがしっかりしている

花屋さんは、基本的に業務中に靴を脱ぐことはありません。つまり、8時間働くのであれば、8時間靴は履きっぱなし(=使いっぱなし)ということです。しかも、立ちっぱなしなうえに、箱を蹴ってつぶしたり、枝を足で踏んで押さえて水揚げしたり、思いのほか靴を酷使する業務です。
しっかりした靴でないと、驚くほど早くダメになってしまいます。


冬は、靴底厚めがいい

冬場は、特に冷え性の女性には、絶対に厚めをおすすめします。
はなはだしく厚底の靴、ということではなく、比較的厚めのものがいい、という意味です。これだけで、冬場の寒さが違うのです。

花屋さんの冬は寒いです。しかも水を使い、地面は大抵コンクリートです。下から、シンシンと寒さが上がってきます。
ほんの少し、底の厚いものを選ぶだけで、わずかであっても、寒さを和らげることができます。各店舗の環境によって、寒さは大きく異なりますが、ほぼ吹きさらしのような店の場合、寒さ対策は重大な問題になります。
現に私は、冬の花屋で体を壊した人をたくさん見てきました。それが厚底を推奨する最大の理由です。


【参考】冬場の靴下は、化繊の極厚がいい

参考までに、靴の中の靴下の話もしておきましょう。
冬場に履く靴下は、化繊の極厚のものがいいです。ウールの方が暖かそうな気がしますが、ウールは、ぬれたときの乾きが非常に遅いです。

花屋さんは、水を多く使います。鉢ものの水やり、店の前の水撒き、バケツ洗い、水換えなど、一日中水に触っています。気がついたら、靴の中がびしょびしょに濡れていることもあります。
そんなとき、ウールより化繊が活躍してくれるのです。化繊は、フカフカに厚いものでも、ある程度速やかに乾いてくれます。私は、「今日は濡れない業務だ」とわかっているときにしか、ウールは履きません。

 

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