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花の先生の年齢……何歳までなれる? 何歳まで続けられる?


花の先生の年齢……何歳までなれる? 何歳まで続けられる?

花の先生と年齢

花の先生と年齢について書いてみます。
花の先生と年齢の関係について知りたいと思っている人は、おそらく花の先生になろうとしている人かと思います。なので、主に「先生をつとめる」という観点から年齢のことを考えてみました。

※ここで言う「花の先生」とは、いけばなやフラワーアレンジメント、プリザーブドフラワーなどの、花の創作の指導資格のある人、とします

 

何歳から花の先生になれる?

何歳から花の先生になれるのかは、「何の先生になるのか」で異なります。
指導資格を取るまでに何年かかるのか、資格取得の条件に、年齢にかかわるものがあるのかどうかで、何歳でもなれるものも、特定の年齢以上でないとなれないものもあります。
(年齢に上限があるものは、管理人は聞いたことがありません。が、たくさんの団体から様々な資格が発行されていますので、「年齢に上限は無い」と断定することはできません)

では、最年少で何歳から花の先生になれるのかと考えてみましょう。
誰でも(つまり何歳でも)受講出来る資格取得の講座で、例えば1年のカリキュラムをこなせば資格が発行される講座だとすると、極端なことを言えば、5歳でも6歳でも先生の資格を取れることになります。しかし、現実には難しいかもしれません。まず、受講自体が、「お子さんにはちょっと……」と言われるかもしれません。
もっとリアルに考えますと、私が実際に会ったことのあるいけばなの先生で、17歳で師範免状を取った人がいました。私自身、19歳で師範免状を取っていますので、十代後半で先生になるのは、驚くほど珍しいとは言えません。私個人の感覚で言うと、高校生であれば、「ずいぶん早く先生の資格を取ったな」とは思いますが、違和感は持ちません。
中学生で先生の資格があると聞いたら、中3であっても少し驚きます。おそらく、「何の資格?」と聞くと思います。

つまり、今の日本で、様々な資格はあれど、15~18歳くらいが、「本当に教えられる、一番若い先生」の年齢層だと思います。
14歳から下になると、やや現実味が無くなってきます。
ですが、これから社会の多様化が進み、「幼い先生(でも、技量は十分)」の存在が珍しくなくなる日は来るかもしれません。


 

何歳まで花の先生になれる?

花の指導資格で、取得に年齢の上限を定めているものはあまり無いと思います(少なくとも管理人は知りません)。ということは、ほとんどの花の先生には、どれだけ年を重ねてもなれます。
実際に、会社を定年退職してから花を習い始め、70歳を過ぎてから先生業を始める人もいるのです。70代どころか、80代、90代でも、100歳を過ぎても先生になることはできます。


 

何歳まで花の先生を続けられる?

上の項「何歳まで花の先生になれる?」に、「ほとんどが、何歳でもOK」と書きました。ということは、続けるのも「ほとんどが、何歳でもOK」です。
先生自身が指導するのに問題の無い健康状態で、教室の環境も整っていて、生徒さんが来てもらえる限り、何歳でも花の先生をつとめられます。


 

参考:花の先生に「適正年齢」はあるのか?

基本的には、「何歳くらいが一番花の先生にふさわしい」と言える年齢はありません。
上の項までを参照していただけば、本来花の先生には何歳でもなれるし、何歳まででもできることがわかるかと思います。

しかし、世間の目が「良さそうな先生」と捉える年齢というものは、ぼんやりとではありますが存在します。

いけばなの先生は、若い先生より、「おばあちゃん」と言える年代の先生の方が信頼されます。
同じ花のジャンルでも、フラワーアレンジメントやプリザーブドフラワーの先生は、そこまで「おばあちゃん」であることを求められません。

これは全く、ただの印象というか、雰囲気レベルの問題だと思います。
ただの「雰囲気」に、世間が惑わされても、花の先生の側までそれに引きずられる必要はありません。何歳であろうが、指導資格を持っているのであれば、「この年で教えるなんて」とは思わないでください。

 

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